ぼくは個人事業主⇒法人設立と経験してきました!
今回は、
- 屋号のアイデアが欲しい!
- 会社名が決まらない!
と悩んでいるあなたのための記事です!
新しく起業する!独立する!
そんなときに悩むのが「屋号」や「会社名」ですよね。
せっかくなら、なにかグッとくるネーミングをしたいものです。
もし屋号や会社名がバシッと決まれば、自然とモチベーションも上がります。
では、そういった屋号・会社名は、どのように決めればいいのでしょうか。
ということで今回は、
- 屋号のアイデア・注意点
- 会社名が決まらないときの考え方
などを徹底的に解説していきます!
アイデアの前に!屋号・会社名をつけるときのチェックポイント5選
屋号のアイデアを紹介する前に!
まずは屋号をつけるときの5つのポイントを確認しておきましょう。
これらのポイントを見るだけでも、屋号が思いつきやすくなります!
ネガティブなイメージはないか
屋号というのは、あなたのビジネスや事業の名前のようなものです。
であれば、できるだけネガティブなイメージは避けるようにしましょう。
また、漢字や意味は違っても、発音がネガティブになるネーミングも要注意です。
例えば極端な例ですが、あなたがコーヒー屋さんを開きたいとします。
そのとき
という想いがあったとします。
「億を稼ぐ、平等....そうだ!屋号は"おくびょうコーヒー"にしよう!」と思いつきました。
しかし、「おくびょう」という発音は「臆病」をイメージさせてしまいますよね。
違う意味でつけても、発音からネガティブなイメージが出ると、無意識下でお客さんは遠ざかってしまいます。
文字だけで読めるか・発音しやすいか
屋号や会社名は、ホームページや名刺の文字面だけ見られる機会も多くあります。
そのため、
- 文字だけで読めるか
- 発音しやすいか
は重要な要素です。
例えば、あなたが「スタジオ・リアクティブ」という屋号をつけたとしましょう。
この屋号を英語表記で「Studio Reactive」くらいにしてあれば、まだ読めるでしょう。
しかし、「Studio Re-A-K-tive」みたいな感じにしてしまうと、初見ではなんて読むか悩みますよね。
こうなると相手に覚えてもらいにくくなり、結果的にビジネスチャンスを逃すかもしれません。
また発音のしやすさも大切です。
「株式会社ヂュレイデゥ」みたいな会社あったら、もうそれだけでイヤですよね。笑
初見の相手が読めるか、発音しやすいか、という視点を持つようにしましょう。
事業内容がイメージできるか
事業内容の軸が固まっているのであれば、事業内業のイメージで決めるのもおすすめです。
例えば、
- フォトスタジオ〇〇
- 〇〇マッサージ
- 〇〇制作
などは、事業内容のイメージが伝わりやすいですよね。
屋号だけを見て、「この人はこういう仕事しているんだな」と伝われば、仕事獲得のチャンスにもつながりやすくなります。
テツヤの場合はどうしたか
ぼくは、独立当初「Webライターやホームページ作成」を事業内容としていました。
そのため、最初の屋号は「沖縄情報制作」だったんですね。
「沖縄でIT系の事業やってるんだな」となんとなく分かりませんか?笑
おかげで、沖縄の企業から「Web記事つくって」とか「ホームページお願いしたいんですが」という依頼が増えましたね。
それくらい屋号のイメージは重要です。
記憶に残りやすいか
記憶に残りやすいかもチェックするべきポイントです。
例えば、「株式会社デュアルボリングマイシクイダスタッシュ」みたいな会社、1発で覚えられないですよね。笑
覚えられない会社・屋号は、お客様も「あそこにお願いしよう」と思いつきにくくなります。
であれば、できるだけ記憶に残りやすい会社名・屋号にするのが重要。
自信がないときは、友達や家族に「この屋号、覚えやすいかな?」と確認してみるのもいいでしょう。
検索して出てくるか
ネット利用が当たり前になった現代、意外と重要なのが検索して出てくるかどうかです。
極端な例ですが、あなたが整体師として独立するとして、「沖縄マッサージ」という屋号をつけたとしましょう。
それで、屋号どおりのホームページも作成したとします。
しかし、GoogleやYahoo!で「沖縄マッサージ」と打っても、ホームページが最初に出ることはありません。
なぜなら、その検索ワードの特性上、普通であれば「沖縄県内にあるいろいろなマッサージ屋さんの情報」が先に出てくるからです。
こういった屋号にしてしまうと、お客さんに「ネットで調べてみてください」といっても、あなたのサイトに辿りつかなくなりますよね。
同じように、似ている会社がないかチェックするのも大切です。
テツヤの場合はどうしたか
ぼくは、今の株式会社を設立するときに「株式会社リノテック」という名前にしようとしていました。
しかし、「株式会社リノテック」で検索してみると、小さい企業から大きな企業まで、同じ名前の会社がたくさん出てきたんです。
「これでは自社のサイトをつくっても検索に出てこない」と感じて、「株式会社リノウェイブ」という名前に変更しました。
誰もがネットで調べる現代だからこそ、検索して最初のページに表示できるかどうかは重要な要素なんです。
屋号・会社名をつけるときの3つの注意点
次は、屋号をつけるときの注意点を紹介します。
ここにある注意点を意識しなければ、屋号や会社名を決めたあとに後悔するかもしれません。
多くの人が間違える3つのポイントを確認しておきましょう。
外国語は意味に注意
やはり、現代では日本語よりも英語で屋号をつける人が多いですよね。
しかし、外国語で屋号をつけるときは注意が必要です。
まずは、その外国語の意味がネガティブでないかをチェックしておきます。
発音や響きだけで採用すると
なんて事態も起きかねません。
また、ネイティブにチェックしてもらって「海外の人に意味が伝わるか」をチェックするのもいいでしょう。
海外の人も狙って会社名をつけたのに、自分が思っている意味が通じなかった、というケースは避けるべきです。
屋号に使えない単語がある
実は、個人事業主としてつける屋号には、使えない単語があります。
例えば、
- 株式会社
- 法人
の2つは、個人事業主として屋号の中に含めることはできません。
また、会社名でもNGがあるので注意しましょう。
例えば、
- 〇〇銀行
- 〇〇保険
といった名称は、登録を受けた金融機関だけしか使用できません。
別の会社と誤認したり、公的な機関と間違えたりするような会社名のつけかたは、基本的に避けるべきです。
商標登録されている可能性
どこかの企業が、その名称を商標登録している可能性も考えましょう。
商標登録されている名称を使用すると、登録している会社から訴えられて、販売差し止めなどの対抗措置を取られるリスクがあります。
例えば、トヨタ自動車は「TOYOTA」の名称を商標登録しています。
そのため、あなたが「株式会社TOYOTA」という会社名をつけると、トヨタ自動車から注意される可能性があるんですね。
すでに商標登録されているのであれば、逆らうことはできません。
そういった意味では、大企業の名称や、思いつきやすい名称は避けたほうが無難といえるでしょう。
屋号・会社名をつけるときのアイデア5選【会社名にも応用可能】
ここまで、
- 屋号をつけるときのポイント
- 屋号を考えるときの注意点
を紹介してきました。
次は、いよいよ屋号・会社名をつけるときのアイデアを5つ紹介していきます!
どうしても屋号や会社名が決まらないときは、下記のアイデアを参考にしてみてください。
起業理念や信念から決める
意外と考えやすいのが、企業理念や信念から決めることです。
あなたのビジネスの理念を改めて見直し、その理念に沿った屋号をつけてみましょう。
例えば...
例えば、医療品メーカーでおなじみの「あすか製薬」。
あすか製薬は、「未来に向かって飛翔する」という想いから、その名前になったといわれています。
また、ゲームやおもちゃでおなじみの「コナミ」。
「市場の大波も企業の総合力で小波に変えて安定経営を」という理念のもと、そう名付けられました。
このような感じで企業理念や信念をもとに考えると、いいネーミングが思い浮かぶかもしれません。
事業内容から決める
事業内容から決めるのも、考えやすくておすすめです。
- 〇〇デザイン
- 〇〇ベーカリー
- 〇〇サロン
といった屋号であれば、どういった仕事をしているかもイメージしやすくなりますよね。
例えば...
実際の一例として、国内には「KAIZEN PLATFORM」という会社が存在します。
事業内容は、「DXからUXまで顧客体験を改善することと、そのコンサル」。
会社名に「KAIZEN」とつけられているだけで、本当に改善してくれそうですよね。笑
こんな感じで事業内容から屋号・会社名をつけると、相手にも伝わりやすくなるかもしれません。
造語をつくってみる
屋号や会社名として定番なのが造語です。
テクニックとしては、
- 複数のワードをくっつける
- 逆から読んでみる
- 並び変える
- 頭文字をとる
などがあります。
例えば...
実際に存在する会社名で例を出してみますね。
複数のワードをくっつける | 例:ミクシィ | mix(交流)+i(人) |
逆から読んでみる | 例:atio-(アテオ) | 大分(Oita)の逆読み |
並び変える | 例:デッセジェニー | 「銭でっせ」を並び替え |
頭文字を取る | 例:NABISCO(ナビスコ) | NAtional(国民的な)BIScuit(ビスケット)COmpany(会社) |
と、こんな感じでいろいろと造語はつくれます。
造語であれば、他の会社とも被りにくくなるのもメリットです。
地名や創業者からつける
地名や創業者から屋号・会社名をつけるのも、考えやすいですよね。
有名な例でいうと、
- マツモトキヨシ(松本清さんが創業)
- 富士電機(富士町で創業)
などがあります。
地名を英語っぽくしたり、造語にするのも面白いかもしれません。
ターゲットをイメージする
事業のターゲットをイメージしてネーミングするのもアリです。
例えば、ターゲットが若い世代であれば横文字のほうがウケるかもしれません。
一方で、高齢者がターゲットの場合は、漢字を使って読みやすく堅いイメージにしてもいいでしょう。
お金持ちがターゲットの場合は、高級感のある響きを。
などなど、ターゲットをイメージすれば、自然と屋号や会社名が思い浮かぶかもしれません。
いろんなアイデアを使って、あなたの屋号や会社名を考えていきましょう。
ブログ管理人テツヤの例を紹介
ちなみに、このブログを書いているぼくテツヤの例も紹介しておきますね。
ぼくは独立当初、フリーランスのWebライターとしてビジネスを始めました。
そのときにつけた屋号が「沖縄情報制作」です。
まず、"沖縄"という単語をつけることで、老舗感や大企業感がでるようにしました!笑
個人でやっていても「沖縄」という単語があれば、なんかすごそうじゃないですか?笑
また情報制作というネーミングから、Webライターやホームページ制作などの事業内容のイメージにつなげやすくしています。
すべて漢字にすることで堅いイメージが伝わり、企業からも依頼がくるのでは、という思惑がありました。笑
結果的に、この名前をもとに仕事が舞い込むことも多々ありました!
やはり屋号のイメージは重要だなと思いましたね。
そして、今経営している会社の名前は「株式会社リノウェイブ」です。
Lino(リノ)は、ハワイ語で光や希望を意味します。
お客様に光や希望を届けたい、という意味でLinoという単語をつけたんですね。
なぜあえてハワイ語なのかというと、ぼくが個人的にハワイが好きだからです。笑
そして、その希望や光を増やすという意味を込めて「ウェイブ」という単語もくっつけています。
そして完成したネーミングが「LinoWave」ですが、響きもいい感じだし、結構気に入っています。
屋号のときとは違って、あまりお客様からのイメージは考えていません。笑
ぼくは、こんな感じで屋号や会社名を決めています。
あなたの参考になってくれれば幸いです!
どうしても屋号のアイデアで悩んだら!
ここまで屋号・会社名が決まらない!という方に向けてアイデアを紹介してきました。
しかし、「どうしても屋号が決まらない!」と思う人もいるでしょう。
そんな人に朗報です。
実は、屋号ってあとから変更できるんです。
屋号の変更は届け出も必要なく、確定申告をするときに新しい屋号を書くだけでOK!
それくらい気軽なものなので、もし悩んだら暫定的に最良のネーミングをつけてしまいましょう。
ただし、個人事業主の屋号変更は気楽ですが、会社名の変更は少し面倒くさいのでそこだけ注意!
会社名を変更するときは、法務局や税務署などに届け出を提出する必要があります。
会社名で悩んでいる方は、もう少し考える時間をつくったほうがいいかもしれません。
屋号のアイデアが出たらビジネスはうまくいく!
本記事のまとめです。
屋号・会社名が決まらない!と悩んでいるときは、本記事で紹介したポイントや注意点を意識してみましょう。
造語をつくってみる、理念から考える、などのアイデアがあれば、思いつきやすくなるはずです。
また、どうしても屋号のアイデアで悩んだら、「あとから変更できる」と考えればOK。
80点くらいのアイデアでも、とりあえず屋号をつけてみて、「やっぱり違うな」と思えば変えればいいんです。
自分でグッとくるネーミングを見つけて、ビジネスをスタートさせていきましょう!
今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!