
飲食店経営やブログ運営など、好きを仕事にしているゆとり世代です!
今回は
「仕事を辞めたい」って甘えなのかな?
という悩んでいる方に向けて記事を書いています。
たしかに、「仕事が辛い」とか「仕事が合わない」って理由で辞めるのってどこか甘い考えがある気がしますよね。
でも、大丈夫です。
結論からいうと
仕事を辞めるのは甘えではありません。
会社を辞めるのは甘えと考える人は、「べき思考」に陥っているので注意しましょう。
さらに言えば、仕事を辞めないほうが甘えであり、嫌いな仕事を続けると周りにも迷惑をかけるので、会わない仕事は早めに辞めましょう。
これから、なぜ「仕事を辞めるのは甘えではないのか」について解説していきます。
もくじ
注意!「仕事を辞めたいは甘え」と感じるのは「べき思考」に陥っている!

はじめに、なぜ多くの人は仕事を辞めるのが「甘え」だと感じるのでしょうか。
それは、多くの人が「べき思考」に陥っているからです。
「べき思考」とは、さまざまな物事に対して「〇〇すべき」と考えることです。
たとえば、「ご飯は残さず食べるべき」など。
この「べき思考」は考えが強すぎると人生を悪い方向に導いてしまう恐れがあります。
たとえば一昔前なら「部活中はなにがあっても水を飲むな」などですね。
今では非常識なこの考えですが、昔は「こうするべきだ」と思われてました。
このように「べき思考」は一見すると常識だと思っても、疑うべき場合が多くあります。
「仕事を辞めるのは甘えだ」と考えている人の多くも、
社会人なら辛いこともガマンして続けるべき
といった考えを持っています。
確かに、ぼくたちは子どもの頃から「社会人は大変だ」というイメージを植え付けられてきました。
だから、大人になったら嫌いなことでもガマンして続けるべきだ、と思っています。
しかし、本当に「社会人ならイヤなことでも続けるべき」なのでしょうか?
結論からいうと、「社会人ならイヤなことでも続けるべき」は間違いです。
完全に「べき思考」の罠にはまっています。
あなたの心の声が「会社を辞めたい」と思っているのであれば、迷わず辞めましょう。
実は、そのほうがメリットが多いんです。
次の見出しで詳しく解説していきます。
仕事を辞めたいは甘えじゃない!あなたが今すぐ仕事を辞めるべき3つの理由

仕事を辞めたいは甘えじゃありません。
でも、多くの人は
「社会人なら辛いことがあっても逃げるな」
と考えていることでしょう。
しかし、「嫌いなことでも仕事ならやるべき」という考えは非常に危険です。
いや、むしろぼくからすると「辞めたい仕事を辞めないほうが甘え」です。
ここでは、その理由を解説します。
嫌いな仕事を続けるのは周りにも迷惑がかかっている

「仕事を辞めたいは甘えなのかな」と感じていて、なかなか仕事を辞められない方。
それ、実は周りにも迷惑がかかってるんです。
その理由は簡単で、嫌いな仕事はあなた自身の社会に貢献できる量が少ないからです。
仕事とは、簡単にいうと誰かに貢献することです。
コンビニの店員ならお客様が欲しているモノを売り、笑顔で接客し、お客様に快適な買い物を提供するのが仕事です。
エンジニアならお客様が求めるシステムを開発したり、最適な提案をしたりします。
つまり、仕事とは「誰かに貢献することでお金をもらうこと」と言ってもよいでしょう。
ここで簡単な話ですが、
嫌いな仕事をしている人が、その仕事で誰かに多大な貢献をすることができるでしょうか?
仕事を辛いと感じている人が、お客様を満足させる。
お客様への貢献度は非常に少なくなることは容易に想像できます。
たとえば、
- 接客が好きでたまらないAさん
- 接客がどうしても苦手なBさん
の2人がいたとします。
この2人がレストランの接客担当になったとき、どちらがお客様をより喜ばせられるでしょうか。
もちろん、接客が好きなAさんのはずです。
接客が苦手なBさんは、どんなに頑張っても夢中で仕事をやっているAさんには勝てません。
努力は夢中には勝てないのです。
誰でも分かりますよね。
でも、今のあなたはまさにBさんと同じ状態ではないでしょうか?
「仕事が辛い...辞めたい...」
と考えているあなたがお客様を満足に喜ばせられるでしょうか?
できませんよね。
つまり、嫌いな仕事を続けることは、お客様にも迷惑になるということです。
また、お客様に貢献できていなければお客様からの評価は下がりやすくなります。
すると、あなたが所属している会社の業績も悪化する恐れがあります。
そうなれば、お客様を喜ばせられないだけではなく、あなたの会社の同僚や、上司、部下にも迷惑をかけることになりますよね。
つまり、「仕事を辞めたい」と思ってイヤイヤ仕事をしているあなたは、周りに迷惑をかける可能性が高いということです。
なので、「仕事を辞めたいは甘えなのかな?」と考えている時点でアウトです。
むしろ「仕事を辞めたいのに辞めていない自分はなんてワガママなんだ」と反省するべきでしょう。
嫌いな仕事はできるだけ早く辞めて、あなたが好きで続けられる仕事を探しましょう。
人には向き不向きがある

「仕事を辞めたいは甘え?」と考えている方の中には、
「どうせ転職しても上手くいかないんじゃ,,,」
と悩む方もいます。
確かに、今の仕事が辛いのに、次の仕事で上手くいく自信はなかなか出ませんよね。
もしかすると今の会社の上司にも「今辞めてもお前はどうせ苦労するぞ」なんて言われているかもしれません。
しかし、待ってください。
これはぼくが自信を持って言えることですが、人には向き不向きがあります。
あなたは仕事の才能がないのではなく、ただ単に、向いていない仕事をしているだけかもしれません。
あなたが自分のことをしっかりと理解し、向いている仕事さえ見つけられれば、きっと次の仕事では毎日が楽しい生活を送れるはずです。
アインシュタインも向き不向きについての名言を残しています。
人は誰もが天才だ。しかし、木を登る能力で魚を評価すれば、その魚は一生、自分はバカだと思い込んで生きることになる。
―アルベルト・アインシュタインー
このアインシュタインの名言、腑に落ちませんか?
実はあなたも、自分がサルだと思っているだけで、本当は魚なのではないですか?
あなたは魚として違う才能があるのに、今の会社ではサルが得意な木登りのスキルを求められているのかもしれません。
そんなあなたが今の会社で楽しく働くのは難しいですよね。
逆に、あなたが知らないだけで、あなたに泳ぐ才能を求めている会社が近くにあるかもしれません。
そんな会社に転職したらどうなるでしょうか。
もちろん、これまでとは打って変わって仕事が楽しくなり、素晴らしい結果を残せるようになります。
「自分はなんてダメな人間なんだ」
「どうせ転職しても無理だよ」
と最初から諦めずに
「もしかしてまだチャンスがあるのでは?」
「自分の向き不向きがあっていないだけでは?」
と前向きに捉えることが大切です。
きっと神様もあなたに気づいてほしいのです。
「君の天職はここではないよ」
と。
もしくは、あなたの直感、本能が警告を出しているんです。
「自分はこの仕事は向いていないんだよ」
と。
神様やあなた自身からのサインを無視してはいけません。
前向きに会社を辞めることを考えてみましょう。
心の直感に従ったほうが人生はうまくいきやすい

人生は、心の直感に従ったほうがうまくいきます。
直感というと分かりづらいかもしれませんが、
- 好きだと思えばやる
- 嫌いだと思えば辞める
それだけです。
人間には、もともと危険を察知する能力が備わっており、その本能によって命を守っています。
たとえば、部屋が死ぬほど蒸し暑かったら、あなたは不快になるはずです。
これは、「このままじゃ脱水して死んじゃうよ」という身体の信号が、あなたの「不快」となって現れているのです。
お腹がすいたら、あなたは食べ物を食べたくなるはずです。
これは、身体が「なにか食べないと死ぬよ」というメッセージを「なにか食べたい」という思考として表しています。
これは仕事にも同じことがいえます。
「この仕事、辞めたい」と思っているということは、あなたの身体は「この仕事は自分には合わない」と感じているんです。
逆に「この仕事、好き」とあなたが感じれば、同じ仕事量でもストレスなく楽しく続けられるでしょう。
「仕事を辞めたいは甘えだ」と周りが言ってくる場合の対処法

「自分自身は仕事を辞めたいけど上司がうるさい」
「周りの同僚がなぜか引き止めてくる」
上記のような悩みも持っている方もいるかもしれません。
そこで、ここでは「仕事を辞めたいは甘えだ」と周りが言ってくるケースを考えて、その反論例を紹介します。
上司や同僚、家族に反論したいときに、ぜひ参考にしてください。
「お前の周りは頑張っているんだぞ」に対する反論

「仕事を辞めたい、でも周りの同僚は同じ状況でも頑張っている」
こんなことを思いながらなかなか辞められない人もいるかもしれません。
しかし、これは全く気にしなくてよいでしょう。
先ほど説明したように、人には向き不向きがあります。
仮にあなたの今の会社が「木登り」のスキルを求める会社であれば、周りの同僚や部下は「サル」なわけです。
だから、同じ仕事でもあなたほど辛くはない。
もちろん中には「俺もつらいよ」なんて言う仲間もいるかもしれません。
しかし、ストレスに強い人もいれば、ストレスに弱い人もいます。
「俺もつらいよ」なんて言いながら頑張れている同僚は、あなたよりストレスが強い可能性があります。
だから、「同僚が頑張っているんだから」と思って、あなたも辛いまま頑張ろうとするのは間違いです。
スキルやストレス耐性、もろもろ含めて、周りはただ単にその仕事に向いているだけ。
なので、あなたは周りと比較する必要なんてないんです。
自分が「辛い、辞めたい」と思ったのであれば、周りを気にせずに辞めてOKです
「次の仕事もどうせ辛いぞ」に対する反論

「どうせ辞めても次の職場で苦労するぞ」
「好きな仕事であっても辛いことはあるんだからな」
と誰かに言われる方もいるかもしれません。
確かに、仕事というのはどのような仕事であれ、辛いこともあれば苦しいこともあります。
そのため「今の辛い状況を超えられなかったら、転職しても辞めたくなるのでは?」と考えることもあるでしょう。
しかし、そのような心配は不要です。
なぜなら、好きな仕事や自分に向いている仕事であれば「仕事を辞めたい」とはなかなか思わないからです。
あなたはゲームにハマったことがありますか?
ゲームにハマったことがある方なら分かると思いますが、ゲームってずっ~と楽なわけではありませんよね。
たとえば
- ボス戦に苦戦して何回もやり直す
- レベルアップのために地味な作業を何時間も続ける
なんて場合は多々あるでしょう。
あなたはそのとき、「うわ、辛い...もうストレスフルだ...辞めたい」と思いましたか?
仮に「辞めたい」と一瞬思ったとしても「いや、頑張ろう」と前向きに挑戦できたのではないでしょうか。
その理由は、あなたがゲームが好きだからです。
これは仕事にも同じことが言えます。
つまり、その仕事が仮にあなたの天職であれば困難にぶつかっても、むしろ「頑張るぞ!」と前向きに挑戦できます。
あなたは現在、なにかしらの仕事の困難にぶつかり「どうしても辞めたい」と考えていますよね。
それは結局、あなたの天職ではないんです。
再びゲームの話に戻ります。
仮にあなたのハマッていたゲームを、まったくゲームが興味ない人にやらせたらどうなるでしょうか?
きっとその人は、ゲームの中にある困難な壁を「クリアしよう!」とは一切思わないはずです。
「なにこのゲーム、つらい、もうやーめた」とすぐに諦めるでしょう。
つまり、辛いことがあったときに
- 諦めずに挑戦したくなる
- ストレスが多く辞めたくなる
上記の2つのどちらの反応が出たかで、あなたの向き不向きが分かります。
もしあなたが現在の仕事で「どうしても辞めたい」と考えているのであれば、その仕事はどう考えても不向きです。
なので、早めに仕事を辞めましょう。
ただし!
次の仕事でも同じような仕事を選んでは意味がありません。
仕事を辞める前に、
- 自分が本当にしたいことは?
- どんな仕事が向いている?
など、自己分析をして自分の天職を見つけておくことが大切です。
「好きなことの見つけ方」は別記事でも解説しているので、読んでみてください。
-
好きなことが分からない?すぐにできる好きなことの見つけ方!
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【要チェック】仕事を辞める前に確認しておくべき3項目

ここまで「仕事を辞めるのは甘えじゃない」という事実を、さまざまな視点で解説してきました。
この記事を読んで「仕事を辞めたいは甘えじゃないのかも」と思い始めてる方がいれば幸いです。
とはいえ「よし!じゃあ明日から仕事を辞めるぞ!」と決意するのも少し危ないのは事実。
勢いだけで仕事を辞めて逆効果にならないように、仕事を辞めたい人が辞める前に確認しておくべきことを伝えておきます。
次の仕事を決めておく

相当なお金持ちでもないかぎり、生きていくためには仕事に就かなければなりません。
ご飯を食べていくためには、仕事をしてお金をもらう必要があるのです。
そのため、「今の仕事を辞めたあとの次の仕事」は、あらかじめ決めておく必要があります。
すでに「これがしたい!」という仕事を持っている方は、その仕事にすぐに就けるような状態にしておくと良いでしょう。
しかし、「今の仕事は辞めたいけど次の仕事はなにをしたらいいか分からない」という人は、注意が必要です。
今の仕事を勢いで辞めてしまい、次の会社を適当に決めてしまうと、結局イヤな生活が続く可能性があります。
せっかく仕事を辞めるのであれば、
- 好きでワクワクする仕事
- ストレスがたまらない仕事
を自分の中でハッキリさせ、次の就職先として選べるような状態にしておかなければなりません。
別記事では、「好きなことの見つけ方」を解説しているので、参考にしてみてください。
-
好きなことが分からない?すぐにできる好きなことの見つけ方!
続きを見る
ある程度の貯金をしておく

「お金があれば幸せ」ではありませんが、貧乏が不幸になりやすいのは事実です。
人間は十分に暮らしていけるほどのお金がなければ、常にお金のことを考えてしまい、適切な判断ができなくなってしまいます。
仕事を辞めたあとに貯金が数万円程度しかなければ、「とにかくお金を手に入れなければ」という思考に陥ってしまい、結局イヤな仕事を引き受ける可能性もあるでしょう。
それよりも、半年程度は暮らしていけるほどの貯金をしておき、「次はなにをしよう」と余裕を持って考えられる状態にしておくのがベストです。
もしくは、実家に戻ったり田舎暮らしを始めたりと、固定費がかからない環境に移るのも1つの手です。
次の仕事が決まるまで、お金の心配をしなくてもいい状態を作っておきましょう。
人生設計をしておくと楽

「今の仕事は辞めたい、けど次はなにをしたらいいか分からない」
と悩んでいると、仕事を辞めても、結局幸せになる仕事に就くことはできません。
今の仕事を辞めたあとの人生をより素敵にするためには、人生設計が不可欠です。
- 仕事を辞めたら何がしたいのか
- どのような毎日を過ごしたいのか
- 理想の5年後、10年後は?
など、人生設計をあらかじめ考えておきましょう。
まとめ:仕事を辞めたいは甘えじゃない。今の環境から抜け出して自分らしく生きられる道を選ぼう

今回の話をまとめると
「仕事を辞めたいは甘えじゃない」
「今の向いていない環境は早めに辞めて、新しい道を選んだほうが幸せになれる」
という結論になります。
人間、誰にでも向き不向き、好き嫌いはあります。
今の仕事を辞めたいと思っているということは、あなた自身の性格や体質、雰囲気に合っていないということ。
合っていない仕事は、どれだけ頑張っても結果が出ません。
逆にいえば、自分の天職を見つけられれば、困難があっても挑戦できるようになり、大きな結果を得られやすくなります。
辛い仕事はできるだけ早く辞めて、より自分が自分らしく生きられる環境を選びましょう。
ただし、次の仕事や人生設計を考えるのも忘れずに。
あなたが今の仕事を辞めて、より幸せな毎日を過ごせるように祈っています。
以上、テツヤでした。
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